ベンチャー企業とは比較的規模が小さく、かつ設立から時間もそれほど立っていない若い企業のことを指します。
それだけでなく、全く新しい技術やサービスの開発を行っていることも特徴の一つに挙げられるでしょう。
大規模で設立から年数も長く、経営が安定している大企業とは完全に対極にある企業形態とも言えます。

IT業界には、このベンチャー企業が比較的多い傾向にあるのが実態です。
理由としては、IT業界では既存環境の保守管理と同時に、技術のアップデートや新たな便利さが求められていることが挙げられます。
一度開発されて一般に浸透したものを管理するには相応の人手が必要となり、これは大企業による管理が主になるでしょう。
一方、新しい技術の検証や開発は、比較的小回りの利くベンチャー企業が多くなってきます。
エンジニアの働き方も、大企業とベンチャー企業ではまったく異なるものです。
前述の通り、大企業では既存システムの効率良い運用が求められますが、ベンチャー企業では独創的なアイデアで全く新しいものを生み出す必要があります。
ベンチャー企業ではそのような人材が求められており、必然的に優秀な才能が集まるため、最先端の技術や知識に触れることが可能です。

エンジニアになることを考えている場合、大企業への就職はもちろん良い経験になります。
しかし、小規模なベンチャー企業でITやプログラミングの知識を吸収し、そこからキャリアアップを目指すのも王道の選択肢と考えられるでしょう。